シミ取り石鹸で効果が認められるのは?

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シミ取りにはハイドロキノンが効果があります。 シミ取り石鹸は ハイドロキノンのような即効性はないけれど、 しばらく継続して使用することで効果が現われるものです。 そのなかでも茶しずく石けんなどが有名ですね。

ところで、シミのもとのメラニンを消す作用はどの程度あるのでしょうか。 またそのメカニズムは何なんでしょうか。

シミとはメラニン色素の沈着ですから 茶石けん以外にもピーリング石けんが知られています。 フルーツ酸やサリチル酸などで化学的に古くなった角質層を取り去ることで 肌を白くするものですね。

茶石けんのシミ取りメカニズムはそれとは異なって主にお茶の葉に含まれる カテキンと呼ぶ抗酸化作用の高い成分の働きを利用しています。 カテキンといえば最近は電車の中の広告などでもしばしば目にするようになりましたが 活性酸素を抑える力が強い!

ところで、皮膚は紫外線を浴びると活性酸素が発生します。 放っておけば皮膚細胞は活性酸素破壊されてしまいますので 生体の防御反応としてメラノサイトはメラニンを生成して この活性酸素を打ち消そうとします。

この皮膚がメラニン色素を生成して紫外線から守るのは自然な生体反応なのですが、 浴びた紫外線量が多いと、メラノサイトは通常の表皮細胞にも メラニン色素を転写してしまいます。 これがシミの始まりです。

シミ取り石鹸の茶石けんに含まれるカテキンは 皮膚細胞に送り込まれたメラニン色素を還元する作用があるといわれています。 黒い色をしたメラニンは還元作用をうけるともとの無色透明になります。

皮膚細胞はターンオーバーの周期で生まれ代わりますから シミ取り石鹸を使い始めてもすぐに効果が現われるものではありません。 しばらく使い続けることが大切です。


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